中学受験をしないことを決めた

中学受験をしないことを決めました。小1男児の教育についてのブログです。

東京都内の公立中学校3年生の生徒数

私が生まれた1981年における東京都内で出生した新生児は135,540人

2008年における東京都内で出生した新生児は105,719人

ちなみに息子が生まれた2016年における東京都内で出生した新生児は110,701人

 

1996年時点で東京都内の公立中学校3年生の生徒数は90,535人(1981年の出生数からの単純割り算で66.8%)

2023年時点で東京都内の公立中学校3年生の生徒数は79,679人(2008年の出生数からの出生数からの単純割り算で75.4%)

もし2016年に生まれた新生児の75%が東京都内の公立中学校に在籍するとしたら、その頃の3年生の生徒数は約83,000人くらいかな

 

まだ8年も先の話だけれど、息子の高校受験の想像を始めてみます

 

※出所:東京都教育委員会

https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2023/files/release20230928_03/table2.pdf

 

 

親こそが学ぶシリーズ:玄関先で野菜を育ててみる

子どもが学ぶことを好きになるためには、まずは親自身が学びを楽しまないと。

学ぶネタはいくつになっても周りに転がっていて、最近は自宅の玄関先で野菜を育ててみることにしました。

 

学ぶためにはまずは基本となる教科書を。

コンテナ(植木鉢の大きいもの)でできる野菜作りの本はAmazonで探してもたくさんありましたが、半ば直感でこちらを購入しました。

「コンテナ野菜づくりの教科書」

https://amzn.asia/d/a0A7S2r

 

野菜を育ててみようと思い立ったのが昨年11月の半ば。野菜作りにはちょっと時期が遅かったようです。

種をまく時期として11月中旬以降でも良さそうな(初心者向け)野菜はほとんどない!

こういうことも一つの学びですよね。

 

少ない選択肢の中から、以下3つの野菜を育ててみました。

  • 二十日大根
  • 小松菜
  • ほうれん草

ほかに、ホームセンターでは以下をそろえました。

  • コンテナ3つ(二十日大根用に深さのあるものと、小松菜とほうれん草用に浅めのもの2つ)
  • ジョウロ(水が優しい勢いで出てくるもの)
  • 培養土(野菜用)
  • 肥料
  • 簡易的なビニールハウス(支柱とビニールを組み立ててできるもの)

 

最初の1週間は待てども待てども芽が出てこず、少し残念な日々。

日の当たりが悪いのが原因なような気がして、コンテナを設置する場所を少し動かしたり、ビニールハウスをかぶせて夜間の気温を保つようにしたり、工夫をしていたら10日くらいで芽が出てきました。

 

これはあくまで親が学ぶ、親が楽しむことに意味があると思うので、基本的には私がすべてやっています。

ただ、買った書籍をあえてこれ見よがしに皆がいるリビングルームで見てみたり、芽が出ないだの、芽が出ただの、大きな声で一人ごとを言い続けておりました。

子どもは自然と興味を持ってくれるので、最初の日、ホームセンターからコンテナと土を持って帰ってきただけで、「自分も種まきする!」と元気よく名乗り出てくれます。

 

なかなか芽が出ないという経験も含めて、新しいことを親も子も学べていると実感した野菜作りでした。

館巡りシリーズ:群馬県立自然史博物館

子どもが学びを楽しむ力を育むために、親こそが学ぶことを楽しみたいですね。

我が家では、月に一度のペースを目標として、「館」巡りをしています。

科学館、博物館、水族館などなど(動物園とかもアリ)。

 

超有名な博物館でなくても、郊外の県立博物館、市立博物館などでも十分にリッチな展示があり、大人も子供も楽しめるスポットはたくさんあります。

 

何回か車で訪れたのが群馬県立自然史博物館。

生態系の説明、ヒトの進化の説明、群馬の地層の説明など、全体回ると3時間以上はかかると思いますが、丁寧かつ分かりやすい展示が子どもにもうけていました。

 

博物館の良いところは、知識が「体系」として並べられているところですよね。

その分野の専門知識がないとしても、なぜそのテーマに意味があるのか、どのようにそのテーマが自分自身とリンクするのかをまずは優しく説明してくれる。

そして、そのテーマでの基礎となるべき知識が、専門家が考え抜かれた「体系」として並べられるので、頭の中にすっと知識が入ってくる。

その知識を吸収する過程で、これを展示した専門家の方々の思想とか、伝えたいメッセージとかを想像するだけで大人も学ぶ良い機会になります。

 

そうやって学びを楽しんでいる親を見て、自分の子どもも何かを感じ取ってくれるといいなと思っています。

www.gmnh.pref.gunma.jp

中学受験をするかどうか考えるときの判断項目

中学受験をする/しないを考えるときに、親にとって、そして子ども本人にとって何を比較する必要があるでしょうか?

私は下に書いたような判断項目を考えてみました。 

 

親にとって

  • 自分が適切だと思う子どもの教育のあり方
  • 300万円の塾の費用(3年間分)
  • 300万円の私立中学の学費(3年間分)
  • 3,500時間という子どもとともに過ごす時間の喪失

 

子どもにとって

  • 理想の大人像から逆算して、どのような小学校時代を過ごすことが理想的か
    (=3,500時間という膨大な時間を中学受験に費やす価値があるかどうか)
  • 理想の大人像から逆算して、どのような中学校時代を過ごすことが理想的か

 

私が自分の子どもにどのような大人になってほしいかを端的に言うと、「学ぶ楽しさを知る大人」「学び続けることができる大人」です。

これを目的としたときに、中学受験+私立中学というコースは必ずしもマストではないなというのが現時点の思いです。

そして、最も大事なのは、可愛いさかりの小学生時代に、3,500時間も中学受験に取られてしまうのは面白くないなということでした。

私は、柔軟で伸びやかな小学生時代の息子に対して、自分自身が多くの時間を一緒に過ごして、色んな楽しい経験をしていきたいし、色んな知恵やものを考える視点を伝えていくほうが有意義だなと思っているわけです。

※一説によると、父親が一般的に子どもと一緒に過ごせる時間は30,000時間しかないといわれているほど、子どもとの時間は貴重です

 

なお、私自身が公立中・公立高校出身であり、いわゆる名門大学(京都大学)に合格したという当事者バイアスがかかっていることは否定しません。

漫画「二月の勝者」でも、公立中・公立高校・国立大コースの父親が、ダメなキャラクターで出てきましたね・・・

 

 

 

中学受験せずに子育て:情報共有ブログの開設

私の住んでいる地域(東京都内です)はそれなりに中学受験をするご家庭が多い地域です。

ある程度、教育に関心の強いご家庭であれば、ほぼ必ず中学受験についての情報収集をするし、保護者同士の話題の中にも中学受験というワードは良く出てきます。

 

そうした中で、我が家は、いま小学一年生(2016年生まれ)の息子の教育を考えたうえで、中学受験をしないという選択をすることにしました。

 

世の中には中学受験を「する」ことについての情報はあふれていますが、中学受験を「積極的にしない」ということについての情報がほとんどないなと感じており、私と同じように小学生のお子様をお持ちの皆さまへのちょっとした情報共有の意味を込めてこのブログを開設することにしました。

 

今後、あくまで自分のペースではありますが、以下のようなテーマでの情報発信をしていこうと考えています。

  • 中学受験をしないということ
  • 子どもの学ぶ力を育むために親ができること
  • 子どもとの貴重な時間を親が楽しむこと
  • 教育関連情報
  • 自己紹介、我が家紹介、我が子紹介

気楽な気持ちで温かく読んでいただければ嬉しいです。